CanvaでLINEスタンプを作る方法とコツ|注意点まとめ【2026年版】
「Canvaって、LINEスタンプも作れるの?」——結論、作れます。 Canvaには公式のLINEスタンプ用テンプレートまで用意されていて、 文字入れやレイアウトの作業はかなり快適です。 ただ、実際に販売まで進めようとした人がつまずくポイントも、 はっきり決まっています。素材のライセンスと、LINE規格への合わせ込みです。
先に結論。 CanvaでLINEスタンプは作れます。 370x320pxのカスタムサイズと透過PNG書き出しで規格にも対応できます。 ただし、①Canvaの素材をほぼ無加工のまま販売するのはライセンス上NGとされる、②透過PNGの書き出しは有料プランの機能とされる(2026年7月時点)、③同じキャラで40枚揃えるのは手作業——の3点は押さえておきましょう。 この記事で順に整理します。
CanvaでLINEスタンプは作れる(できること)
Canvaは、テンプレートと素材の豊富さで人気のオンラインデザインツールです。 LINEスタンプ作りの観点で見ると、できることは意外と多めです。
- LINEスタンプ用の公式テンプレートが用意されている
- カスタムサイズで規格どおりのキャンバス(370x320pxなど)を作れる
- 日本語フォントが豊富で、文字入れ・装飾に強い
- 手持ちのイラストや写真をアップロードして加工できる
- ブラウザでもスマホアプリでも作業できる
「デザインツールとしての完成度」はさすがの一言で、 文字メインのスタンプや、すでに自作イラストがある人の仕上げ作業には十分使えます。 では、実際の手順を見ていきましょう。
CanvaでLINEスタンプを作る手順
① 370x320pxのカスタムサイズでデザインを作成
Canvaのトップから「カスタムサイズ」を選び、 幅370px・高さ320pxを指定して新規デザインを作ります。 これがLINEスタンプ1枚分のキャンバスです。 複数枚作るときは、同じデザイン内でページを複製していくと サイズが揃って管理しやすくなります。
② イラストを配置して文字を入れる
イラストや写真を配置し、セリフを入れます。このとき意識したいのは次の2つです。
- キャンバスの端から10px程度の余白を空ける(LINEの規格で周囲に余白が必要)
- スタンプは小さく表示されるので、線は太め・文字は大きめにする
③ 背景を透過にする
LINEスタンプは背景が透明のPNGで提出する必要があります。 Canvaでは書き出し時に「透明の背景」を選ぶ方法がありますが、透過PNGのダウンロードは有料プランの機能とされています(2026年7月時点)。 機能の範囲はプランや時期により異なるため、最新の条件はCanva公式で確認してください。 無料プランのままなら、別の背景透過ツールで処理した画像をアップロードして使う方法もあります。
④ PNGで書き出す
ダウンロード形式でPNGを選び、(有料プランなら) 「透明の背景」にチェックを入れて書き出します。 書き出した後、実際に370x320pxになっているか・背景が透けているかを 1枚ずつ確認しておくと、申請時のやり直しを減らせます。
⑤ メイン画像とタブ画像も作る
スタンプ本体のほかに、メイン画像240x240pxとトークルームタブ画像96x74pxも必要です。 それぞれ別のカスタムサイズで作成し、同じく透過PNGで書き出します。 申請手順そのものは LINEスタンプ申請ガイドにまとめてあります。
つまずきやすい注意点
素材をほぼ無加工のまま販売するのはライセンス上NGとされる
いちばん見落としやすいのがここです。 Canvaのテンプレートやイラスト素材は商用利用できる範囲が広い一方、素材そのものが商品になるような売り方は認められないとされています。 LINEスタンプはまさに「画像データ自体を販売する」形式なので、 Canvaの素材をほぼそのまま並べたスタンプは、 素材の再配布に近いと判断されるリスクが高い、という整理が一般的です。
安心して販売まで進めたいなら、自分で描いたイラストや自分で撮った写真を主役にして、 Canvaは文字入れやレイアウトの道具として使うのが確実です。 ライセンスの細かい条件は変更される場合があるため、 販売前にCanva公式のコンテンツライセンスを必ず確認してください。 権利まわりの考え方は AIスタンプの規制と申告ルールの記事でも詳しく整理しています。
サイズ・余白・透過は自分で規格に合わせる必要がある
Canvaは汎用デザインツールなので、LINEの規格に自動では合わせてくれません。 規格は意外と細かく、たとえば次のような決まりがあります。
- スタンプ画像は370x320px以内の透過PNG
- 幅・高さは偶数にする
- イラストの周囲に約10pxの余白
- 個数は8・16・24・32・40個のいずれか
- メイン240x240px・タブ96x74pxが別途必要
これらを40枚分、自分の目でチェックすることになります。 最新の規格は LINE Creators Market スタンプ制作ガイドライン(公式)で確認してください。
Canvaが向いている人・物足りなくなる場面
ここまでを踏まえると、Canvaが向いているのはこんな人です。
- 文字メイン・シンプルな図形のスタンプを作りたい人
- 自作イラストがすでにある人(文字入れ・仕上げにCanvaを使う)
- デザイン作業そのものを楽しみたい人
一方で、物足りなくなりやすいのが 「同じキャラクターの表情・ポーズ違いを40枚揃えたい」場面です。 キャラクターものは1枚ずつ描き分ける必要があり、 絵を描かない人が素材だけで組もうとすると、 先ほどのライセンスの論点に戻ってきてしまいます。 仮に1枚30分で作れても、40枚なら単純計算で20時間。 ここがCanvaで作るときの、いちばんの分かれ道です。
キャラ化+量産を自動化したいときの選択肢
「キャラクターで40枚」をぐっとラクにするのが、 LINEスタンプ専用ツールのStampoです。写真1枚をアップロードするだけで、AIがちびキャラ化した セリフ付きスタンプ40枚(+予備8枚)を一括生成し、 透過・サイズ・余白などのLINE規格も自動で整えます。 生成後はブラウザ上のエディタで1枚ずつセリフや表情を編集でき、 そのまま申請用のZIPまで書き出せます。 好きな雰囲気は、プロンプトを考えなくてもAIとの会話で言葉で伝えるだけで自由に指定できます。
Canvaと組み合わせる使い方もおすすめです。Stampoで統一キャラの40枚を量産しておき、 特にこだわりたい数枚だけPNGで書き出してCanvaで飾り付けや文字装飾を足す、という分担なら、 両方のいいところを取れます。 決済前に無料のスタイルプレビューで仕上がりを確認できるので、 まず1枚試してから判断できます。
CanvaとStampoの使い分け早見
| Canva | Stampo | |
|---|---|---|
| 得意なこと | 文字入れ・レイアウト・装飾 | 写真からキャラ化して40枚一括生成 |
| キャラ統一40枚 | 1枚ずつ手作業 | 自動(同一キャラで一括) |
| LINE規格合わせ | 自分で設定・確認 | 自動(ZIP出力まで対応) |
| 料金の目安 | 無料〜有料プラン(透過書き出しは有料とされる) | ¥950/セット(40枚+予備8枚) |
| 向いている人 | 自作イラストの仕上げ・文字メインのスタンプ | キャラもののセットを最短で完成させたい人 |
※ 機能・料金は2026年7月時点の公開情報に基づく目安です。最新の条件は各公式サイトでご確認ください。
Canvaは「デザインを整える」道具として非常に優秀で、 Stampoとは用途が違う補完関係にあります。 文字メインならCanva、キャラクターの量産ならStampo—— 作りたいスタンプに合わせて選んでみてください。