AIのLINEスタンプは販売禁止?規制と申告ルールを解説【2026年版】
AIでLINEスタンプを作ってみたものの、 「これって販売して大丈夫なの?」 「規約違反でアカウントが止められたりしない?」 「申請したら弾かれるんじゃ…」と、 あと一歩のところで不安になっていませんか。
この記事では、AIで作ったLINEスタンプを安心して申請・販売まで進めるために押さえておきたいポイントを、できるだけ正確に整理します。結論から先にお伝えします。
先に結論。 2026年7月時点で、「AIを使ったこと」だけを理由にLINEスタンプの販売を一律で禁止するルールは確認されていません。 問題になりやすいのは「AIかどうか」ではなく、著作権・肖像権などの権利と、申請時のAI利用の申告です。ここを正しく押さえれば、必要以上に恐れることはありません。
LINEスタンプにAI規制はある?「AIだから禁止」ではない
AIスタンプの不安は、多くの場合 「AIで作ったこと自体がダメなのでは」という思い込みから来ています。 でも実際に審査でつまずく原因は、手描きのスタンプでも起こる権利まわりの問題がほとんどです。 つまり「AIかどうか」より「中身が誰かの権利を侵していないか」で考えるのが正解に近い、ということです。
まずは、通常のスタンプと共通する基本ルール (サイズ・余白・透過などの規格や、権利の扱い)を押さえることが先決です。 規格面の基本は AI LINEスタンプの作り方完全ガイドにまとめてあります。
AIスタンプの申請・販売で押さえる3つのポイント
① 申請時に「AIを使ったか」を申告する項目がある
LINE Creators Marketでは、スタンプを申請するときにAIを利用して制作したかどうかを申告する項目が設けられています。ここは正直に答えるのが基本です。 「申告すると売れなくなるのでは」と心配になるかもしれませんが、 申告そのものが販売を妨げるわけではなく、隠していたことが後から分かる方がずっとリスクになります。
なお、AI利用のアイテムは、制作時にAIへ指示した内容(プロンプトなど)の 提出を求められる場合があります。どんな指示で作ったかを記録しておくと安心です。
申告のしかたや表記の扱いは変更されることがあるため、 申請直前に必ず最新の公式情報を確認してください (記事末尾にリンクを置いています)。
② 著作権・肖像権・商標を侵さない
これはAIでも手描きでも共通の、いちばん大事なラインです。次のような素材を元にすると、 審査でリジェクトされたり、後々トラブルになったりする可能性が高くなります。
- 有名なキャラクターや作品を思わせるデザイン
- 芸能人・著名人など、本人の許可がない人物の顔や特徴
- 企業のロゴ・ブランド名・商標
- 他人が撮った写真や、他人のイラストをそのまま使ったもの
逆に、自分・家族・自分のペットの写真や、自分で用意したイラストを元にすれば、 権利面の心配はぐっと減らせます。 「元になる素材の権利が自分にあるか」を最初に確認しておきましょう。
③ 生成しっぱなしより「自分で手を加える」方が安心
AIが出した画像をそのまま並べるより、表情やセリフを自分で選び、調整して仕上げる方が、 オリジナリティのある作品になり、権利トラブルを避ける観点でも安心です。 「自分の意図で作った一つの作品」として仕上げる意識が、 結果的にトラブル回避にもつながります。
AIで作った画像の著作権はどうなる?
「AIが作った画像に著作権はあるの?」もよくある疑問です。 一般的には、AIが自動で出力しただけの画像には著作権が認められない場合があるとされ、人がどれだけ創作的に関わったかが大きな論点になります。 構図やセリフを自分で考えて指示し、出来上がった画像を選び、 編集して仕上げる——そうした関わりが深いほど、 「自分の作品」として扱いやすくなる、というのが大きな流れです。
この整理は国や時期によって変わる可能性がありますが、 少なくとも「生成しっぱなしにせず、自分の判断と編集を加える」ことは、 前のセクションで触れた安心感にもつながる、いちばん実践しやすい対策です。
LINE側だけでなく、使うAIツール側の規約も確認する
見落としやすいのが、画像を生成するAIサービス側の利用規約です。 LINEの審査とは別に、サービスによっては生成した画像の商用利用に条件がある場合があります (無料プランでは商用利用ができない、クレジット表記が必要、など)。 スタンプを販売する予定なら、使っているサービスの規約で 「生成物を商用利用できるか」を一度確認しておきましょう。
ちなみにStampoは、作ったスタンプをLINE Creators Marketで販売することを前提に設計されたサービスで、 生成したスタンプの著作権は作ったユーザー自身に帰属します (詳しくは利用規約をご覧ください)。
AIスタンプの販売・申告でよくある不安Q&A
Q. AI利用と申告したら、売れなくなったり表示が付いたりする?
販売できなくなるわけではありませんが、表示は付きます。 AI利用を申告すると、購入ページにAIを利用して制作されたことが分かる表示が 自動で付く仕組みになっています(2026年7月時点)。 ただしこれは購入者への情報提供のための表示で、 販売そのものを妨げるものではありません。 実際、LINE STOREにはAI利用の表示付きで販売されているスタンプが多数あります。 過度に不安がる必要はありません。
Q. 自分やペットの写真から作れば権利は大丈夫?
自分で撮影した・自分に権利がある写真が元なら、 権利面のリスクは大きく下がります。 注意したいのは、写真に他人が写り込んでいる場合や、他人が撮った写真を使う場合です。 被写体や撮影者の許可があるかを確認しておきましょう。
Q. 審査に落ちたら、もう販売できない?
いいえ。修正して再申請できます。 よくある落ちる理由と直し方は リジェクト理由と対処ガイドに、申請前の確認項目は 申請前チェックリストにまとめてあります。落ちても慌てず、原因を1つずつ直せば大丈夫です。
申請前セルフチェックリスト
申請ボタンを押す前に、次の項目をざっと見直しておくと安心です。
- 元にした写真・素材の権利が自分にある(自分/家族/自分のペット/自作)
- 特定の作品・キャラ・ブランド・著名人を思わせる要素が入っていない
- サイズ・余白・透過などの規格を満たしている
- 申請フォームのAI利用の項目に正直に答える
- AIに指示した内容や制作の流れを記録してある(審査で提出を求められる場合があります)
- 生成したままではなく、自分で表情やセリフを整えた
- 公序良俗に反する表現が含まれていない
申請そのものの手順は LINEスタンプ申請ガイドで、スマホ・PCそれぞれのやり方を解説しています。
最新の正確なルールは、必ず公式ガイドラインで確認を
本記事は2026年7月時点の一般的な情報をまとめたものです。 審査基準やAIに関する取り扱いは今後変更される可能性があり、 個別のケースの可否を保証するものではありません。 申請の前には、必ず公式の一次情報をご確認ください。
「自分の手を加えて仕上げる」工程を、もっとラクに
ここまで読んで、 「権利をクリアにして、自分でちゃんと編集して仕上げるのが安心なのは分かった。 でも40枚を一から作るのは大変そう…」と感じたかもしれません。
Stampoは、自分やペットの写真1枚から、 AIが表情やポーズ違いのスタンプ一式をまとめて作り、ブラウザ上のエディタで1枚ずつセリフや表情を自分で編集できます。 特定の作品を持ち込まず、好きな雰囲気を言葉で伝えて自由に方向づけできるので、 権利面の心配を減らしながら「自分の作品」として仕上げ、 そのまま申請用のデータまで書き出せます。 「生成しっぱなしにしない」流れを、無理なく作れるのが強みです。